会社や組織に活力を与えたい人必見!
「わからないと向き合う力の磨き方」体験セミナー
~個人の創造性を引きだし、組織全体をその気にさせる創発の場づくりとは~
全3回に渡って開催する本セミナー、先日1月23日(木)に第2回を実施いたしました。
弊社のある両国の研修室に皆様お集まりいただき、約2時間、ワークショップで行った様子をお届けいたします。
第2回「“わからない”と向き合う力の磨き方」体験セミナー “「わからない」が個人の創造性をドライブする”~アンラーニングの可能性を体感する~
2025年1月23日(木)15:00 ~ 17:30 オンサイト(両国)
講師紹介
臼井 清 氏
株式会社美術出版エデュケーショナル 教育・研修支援事業プロデューサー 合同会社 志事創業社 代表
事業開発アーティスト。セイコーエプソン入社後、国内や台湾、英国、ドイツでマーケティングと人材資源管理(HRM)を中心に経験を積む。2014年「人生を豊かにするチャレンジ」を応援するコンサルティング会社 志事創業社を設立。
各種研修・セミナーのプロデュース、ファシリテーション、顧客開拓マーケティング、企画運営などを手掛ける。㈱美術出版エデュケーショナルの教育・研修支援事業プロデューサーとして、アートのビジネスシーンでの活用も推進中。
日経BP総研講師、丸の内プラチナ大学講師、(公財)パブリックリソース財団シニアフェローなど。(一社)美術検定協会アートナビゲーター1級。
●オリエンテーション
4名×4名の2グループに分かれて、まずはアイスブレイクからスタート!
自分が周りから呼んで欲しいお名前をネームプレートに書いた上で自己紹介。
ここで今回のキーツールとなる「アートカード」の登場です。
ご自身の仕事のイメージに近いカードを選び、紹介していただきます。
皆さん初対面でしたが、なごやかにセミナーがスタートしました!
☆セミナーのキーツール「アートカード」
西洋美術、日本美術、現代美術、工芸・立体・マルチカルチャー、建築など多岐にわたるジャンルを65枚のカードにひとまとめにしたものです。
●「わからない」への向き合い方を知る
続いてはペアワークを行いました。一方が自由なテーマで会話した後、もう一方があえて「わからない」と聞き返します。
役割を変えて双方が行い、「わからない」ということ、そして「わからない」と言われた気持ちを共有し合いました。
人は「わからない」ということを、無意識に否定してしまう傾向があるようで、その結果「わからない」を受け入れることは
難しいということを、皆さん理解していました。
●体感と体験の違い、認知的不協和
さて「わかる」こと「わからない」ことは、人の頭の中ではどのように分けられているのでしょうか?
それは、その人の知識と経験によって認知される領域でのみ語られるそうです。
文章にすると少し難しいですが、セミナーでは以下のようなワークを行いました。
アメリカのリアリズム画家、アンドリュー・ワイエス作『クリスティーナの世界』(1948年)が紹介されました。
→絵画についてはこちら(※外部サイトに移ります)からご覧ください。
皆さんはこの絵を見てどのようなイメージを思い浮かべましたか?
参加者からは「悲しい」「誰かに置いていかれている」「何かを求めている」等、ネガティブなご意見が散見されました。
ところが、この絵をアメリカ人に見せると「活力が湧いてくる」「ポジティブなイメージ」といった感想が聞かれるそうです。
それはこの絵が開拓のシンボルになっているという背景が関係しています。
これは日本人とアメリカ人との間で、異なる知識・経験があり、それによって認識が変わるということをよく表しています。
このような「これまでの認知パターンと異質の体感をして不快感やストレスを感じてしまう」ことを認知的不協和というそうです。
認知的不協和が起きた時は、新しい認知パターンを獲得するチャンス!
アンラーニング、つまり今まで知り得なかった物事の捉え方にめぐりあった時、人は新たな創造を生み出す機会になります。
●最後に
こちらの画像を見て何を思い浮かべましたか?
セミナー参加者からは、「何かのアート作品?」「メッセージが込められているのではないか」等の発言がありました。
実際にそれも正解ですが、そもそもゴミの塊ですよね。大人になるほど経験を積み、認知パターンが固まってきてしまいます。
まずは子どものような発想に戻って、「ゴミじゃん!」と言えるような、発想の柔軟さがアンラーニングの可能性に繋がるのではないでしょうか?
以上、第2回セミナー実施レポートでした!
次回、第3回は2月19日(水)15:00~17:30 弊社両国研修室にて実施いたします。
3回目からのご参加も大歓迎です。皆様のお申し込みをお待ちしております。
お申し込みはこちらから
関連研修
「創発思考開発研修」~アート思考から創発思考へ~
https://www.uhd.co.jp/training/theme/art/art0001.html